裃雛作品集

2月18日は二十四節気の「雨水」02。
「雨水」とは雪が雨に変わり氷が溶けて水になる頃という意味。春の足音を感じる頃です。 ひな祭りの由来には水が関係しているので「雨水」に飾りましょう。 今春の雛祭り特集は『裃(かみしも)』ですぞ。 "茶屋本陣”群馬県安中市から。

裃(かみしも)雛01
2月20日の安中市『裃(かみしも)雛』。 背筋を伸ばし正座しているお行儀のよいおひなさま。幕末から昭和初期までは主役でした。 「おかっぱ」とか「ちょんぼり」という独特のヘアスタイルが可愛らしいい。安中市“五料の茶屋本陣”にて 安中市の“五料の茶屋本陣”

裃雛のご誕生05
裃人形は、さいたま市岩槻に生まれたもので、裃を着用、両手を袴のところに行儀よく組んでいる。 頭は童顔で目は大きく玉眼で、口元は含み笑い可愛い表情をしており、岩槻元祖雛として考案されたのが裃雛である。 したがって江戸後期に雛壇に飾られるようになる。 岩槻の裃雛

城下町杵築散策とひいなめぐり12
藩主ゆかりの古今雛や江戸時代末期の文化文政時代の雛かざりが、今なお保存されている。 江戸の時代から明治、大正と、古き時代を見つめて来たであろう多彩な雛飾りに出えるを楽しみたい。 ちなみに、杵築市では「雛」のことを「ひいな」と呼ぶそうな。 ひいなめぐり

今戸人形「裃雛」08
今戸焼の代表的なお雛様「裃雛」。群青を主とした配色や砂子(真鍮粉)をふりかけ、 また、色違いの手の込んだ裃雛の絵付けがにじみ出ています。今戸焼は、東京の今戸や橋場とその周辺(浅草の東北)で焼かれていた素焼及び楽焼の陶磁器。今戸人形

今戸人形「裃雛」10
今戸焼の土人形のお雛様の中で、最もポピュラーであったと思われる裃雛。 天保年間から登場し、当時は赤部分に鉛丹や朱色を塗っていたのではないかと思います。
今戸人形「裃雛」

芝原土人形のお雛様17
千葉県芝原土人形のお雛様。土人形のお雛様はわりと地味です。なにか派手目のものを添えてあげるとぐっと華やかになります。 このバックに飾っているのは、型染めのテーブルセンターです。手鞠や、独楽など一緒に飾っても素敵でしょ? 芝原土人形

”裃(かみしも)人形”20
幕末に橋本重兵衛(埼玉県岩槻)が考案した人形です。 頭髪は結わずにオカッパや稚児の髪型にしたままで、裃を着て正座した人形です。 農家では作神様にあげるということで、女児のいない家でも買ってきて飾ったそうな。 氏家・雛めぐり(inさくら市)

五料の茶屋本陣ひな人形展 (安中市松井田町)21
裃雛(かみしもびな) 裃雛。かわいらしいおひなさま。幕末から昭和初期くらいまで飾られていたのだそうです。 五料の茶屋本陣ひな人形展


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