喜多方発の鏝絵

「喜多方発の鏝絵」 蔵の街・喜多方から、農家の蔵に素晴らしい鏝絵がありました。白漆喰の壁に松と鷹です。蔵の壁の白漆喰も綺麗ですし、絵も大きくて鮮明で繊細です。大変目立ちます。これだけ鮮明に描くには鏝で無いかも、でも、蔵の壁に描かれているので鏝絵です。 喜多方発の鏝絵 喜多方郊外の三大集落のひとつ岩崎集落。喜多方市街地の北方郊外、煉瓦蔵の三津谷集落と米沢街道沿を挟んだ斜向かいにあるこの集落の特徴は「鏝画」。古くは現在の熱塩加納村を含めた一帯を岩崎荘と呼び、江戸時代に入って岩崎村は上岩崎・下岩崎・宮津の3村に分かれました。 上岩崎は喜多方市街地に近い農村です。屋敷と蔵が一見「曲家」風に配置されているのが特徴で、さらに関東・東北では珍しく土蔵には鏝絵が描かれています。鏝絵は九州の大分県などに多く見られる技法で、左官がコテで漆喰を使って描くレリーフの事。大変な技術を要し、まさに芸術そのもので日本が誇る伝統技法です。 福島県喜多方市岩月町宮津字岩崎
image - 喜多方発の鏝絵 - 喜多方は扇状地という地形から水はけが良く、名峰飯豊山から運ばれた豊かな土壌と良質な地下水に恵まれ、古くから農業が盛んでした。江戸時代には物資の集散地としての役割りがあり、農産物を交換する市場も開設されるなど、若松城下と米沢を結ぶ街道にある町人の町として栄えました。  良質の伏流水と米に恵まれた土地ならではの酒や味噌、醤油等醸造業のほか、集散地としての物資の貯えや漆器業に最適な蔵が随所に造られ、表通りはもちろん路地裏や郊外の集落にまで、白壁や黒漆喰、粗壁、煉瓦など、現在も4,200棟以上のさまざまな種類の蔵が広く分布しています。  かつて喜多方では蔵を男の誇りの対象とする気風があり、「40代で蔵を建てられないのは、男の恥」とまでいわれ、喜多方の男にとって蔵を建てることは一生の夢とされていました。外見の壁や素材、また書院造りの内部に漆や希少な木材を使って贅を尽くし、扉の技巧や鏝絵(こてえ)などの表現にも富み、市街地から離れた農村集落にも煉瓦蔵などの個性的な蔵が多数残り、喜多方ならではの景観を見ることができます。 喜多方市「喜多方の蔵」甲斐本家座敷蔵 蔵の街・喜多方から、昨日、テレビのロケーションで廻った農家の蔵に素晴らしい・こて絵・がありました。本日の画像がそれです。白漆喰の壁にご覧の様に素晴らしい絵が描かれています。松に鷹です。松も鷹もこて絵の絵柄に多い方です。 蔵の壁の白漆喰も綺麗ですし、絵も大きくて鮮明で繊細です、大変目立ちます、これだけ鮮明に描くのは鏝で無いかもしれませんが、蔵の壁に描かれているのでこて絵でしょう、多分来月の中頃はテレビで放映されると思います。熊倉町の・Mさんの農家蔵です。 アスパラガスの生産農家でもあります。 昨日の旅人俳優の・柄本佑・エモトタスクさんが、アスパラを沢山頂いて参りました「これはウマイ」と言って生のままでかじっていました。 スタッフの方もアスパラを食べながらの、恋人坂の夕日の撮影でした。 市内の観光ガイドマップには、こて絵のある蔵として昨日私達が伺いました下三宮集落の農家の蔵が有名です。数点の鏝絵を収録して行きました。これ等もきっと放映されると思いますのでご期待下さい。 その他市内には松山町の大荒井や岩月町の上岩崎・そして西原地区などに鏝絵があります。町全体からすると鏝絵は少ないと思います。 鏝絵は屋敷から見て蔵の外側より内側に多く在るようです。だから住宅の屋敷内に入らないと見えない場合があります。 当然、家人が留守の時は遠慮するべきですし、見学することは出来ません。 明日は午後から喜多方観光協会の総会が開催されます。私も出席します。 そして総会での嬉しいニュースをお知らせいたします。 ご期待を。 喜多方発の鏝絵
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